2017年6月28日水曜日

「チャンピオンたちは朝食で何を考えるのか」 3年 篠原力








「チャンピオンたちは朝食で何を考えるのか」
3年 篠原 力



明治のサッカー部には2種類の人間がいる。
それらは、"ジョウキュウセイ"と"カキュウセイ"と呼ばれ分類されている。

実を言うと、私は最近カキュウセイからジョウキュウセイへと移行したところだ。
この移行は珍しいことではなく、むしろ全員が通る道である。
カキュウセイは雑用などの仕事をすることが多く、
とにかく自分の時間というのがあまりない。
ジョウキュウセイになるとなんかちょっと偉くなる。
食堂に1台しかないテレビのリモコンを片手に真ん中の机に座ることを許され、
そこには既に朝食や夕食の準備ができていたりする。

これらはジョウキュウセイの特権とも言える。

しかし、このような分類が為されるのは明治のサッカー部に限ったことではない。
大学の体育会と呼ばれる部活動のほとんどでは同じような例が報告されているし、
広く定義すれば小学生でも当てはまると言われている。

カキュウセイからジョウキュウセイへという移行は、
私にとって今回が初めてではなかった。
小学4年の時、友人と廊下を走って遊んでいた私に先生が、
「カキュウセイのお手本になりなさい。もうあなたはジョウキュウセイなのだから。」
と叱ったときに、私は初めてこの2種類の人間の存在を知ることとなる。
それから何度と同じ道を通る度に、
ジョウキュウセイのあるべき姿とはなにかという問いに直面した。

それは、多くの人々が同じように取り組んできた課題であった。
そして今再び私の前に突きつけられた課題である。
非常に悩ましくも厳しいものであるのは間違いない。
しかし、今回は手がかりがあるという点で私は条件が良いと考えるべきであろう。

明大サッカー部には、今まで多くの優秀なジョウキュウセイがいたからだ。
彼らは私たちに進むべき道を示してきた。
中には、カキュウセイの貪欲さと積極性を備えつつも
ジョウキュウセイの落ち着きを見せる特殊な種もいた。
大抵、こういった優秀なジョウキュウセイに私たちは憧れ、
その背中を追ってきた。
既に問いの答えは教えられてきたはずなのである。


今、私は先人の想いを背負い責任を果たすジョウキュウセイになれているのか。
進むべき道をカキュウセイに示せているのか。
片道30分のグラウンドに向かう甲州街道の途中、
つつじヶ丘から仙川の間、登り坂に差し掛かり大きなカーブの先はまだ見えていない。




2017年6月25日日曜日

「終わりなき旅」 4年 柴田はじめ

 
 
 
「終わりなき旅」
4年 柴田はじめ
 

今回ブログを担当させて頂きます、4年の柴田はじめです。
少し長くなりますが最後まで読んで頂けると幸いです。


「終わりなき旅」

16年前
ただただプロになる事だけを夢見て私はサッカーを始めた。毎日グラウンドに向かい、ドロドロになりながらボールに触れた。

そんな私も4年目を迎えた。今までを振り返るとほとんどが怪我。2.3年次の手術で1年4ヶ月のリハビリを経験した。多くの支えを受けて怪我を乗り越えた。これ以上苦しい経験はなかなか無いだろうと思っていた。

でも現実はそう甘くなく、先日の5月末に行われたアイリーグで膝の大怪我を負った。

これまでも怪我や嫌な事、うまくいかない事や悔しい思いはたくさんしてきた。それでも、あの日の夜は耐えられなかった。


しかし、怪我から学んだ事は沢山ある。
いい事ばかりではないが、悪い事ばかりでもなかった。練習や試合を外から眺めるほど辛く悔しい時間はない。その分、考える時間があるため今まで見えなかったものが見えてくるようになる。
結果、復帰する頃にはそれまでの自分より何倍も成長している事に気付く。何事も結局は自分次第であって、どんなに辛くても前向きで最後の最後まで取り組む事に意味がある

泣くだけ泣いた後は、今回の怪我も神様が与えてくれた試練だと心からそう思えた。



ここからは『仲間』にも触れたい

仲間には凄く感謝している。特に同期。
入院で行けない私のユニフォームを会場まで持って行き、共に闘ってくれた。
「また一緒にサッカーをしよう」
と何人もの仲間が声をかけてくれた。
まだまだ自分を必要としてくれる人がいる
そう思えた時、改めて自分の中に限界なんてものはないと感じた。


そんな私は今
「芝生の上を全力で走りたい」
「思い切りボールを蹴りたい」
「もう一度この仲間とサッカーがしたい」
といった想いを持ち、日々過ごしている。

これを目標に掲げ、復帰へ向けてひたむきに努力する。その姿を仲間が見る事で刺激になり、心が一つになれば良いと思っている。

そして積み重ねたものが繋がった時、私はピッチで仲間と共に最高の景色を眺め、笑っているであろう。


拙い文章でしたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。
 
 
 

2017年6月22日木曜日

「小学生の頃の思いから」 1年 須貝英大



「小学生の頃の思いから」
1年 須貝英大


こんにちは。
今回部員ブログを担当させていただきます。
商学部商学科 一年 須貝英大です。

なぜ小学生の頃のことを話すかというと、この頃の気持ち、感じていたことを忘れてはいけないと思ったからです。

私は小学生の頃団地に住んでいました。

団地だったこともあり、遊ぶときは友達の家に片っ端からピンポンをし、学年関係なくサッカー、野球、ドッジボール、キックベース、缶蹴り、家でゲームなどいろんな遊びをしました。
もちろんコートがあるわけではないので、木などがベースの役割だったし、遊んでいたところは、雑草ばかりで、ボールはあまり転がらないし、足はかゆくなるし最悪でした。

しかし、そのような中でもサッカーは特に盛り上がりました。ゴールが入ったときは大喜びしました。ただ、木と木の間で高さが曖昧なゴールであったため、ゴールがはいったか、はいらないかで大ゲンカになることもありました。

それほど勝ちに対する気持ちは強かったし、負けたときはすねて帰ってしまうこともありました。相当な負けず嫌いで、それくらいサッカーは白熱しました。


今振り返ると、小学生の時の気持ちや感じたことはとても大事なことであると改めて思います。
自然とコミュニケーションをとっていたし、楽しめるように工夫をしていました。また、どんな相手でも絶対に負けない、本気で勝ちにいく、ゴールが入ったら大喜びする。そういった強い気持ちもありました。

サッカーを始めたのも団地の友達とチームを組んでフットサル大会に出たのがキッカケでした。初めての公式戦でのあの緊張感とワクワク感は今でも忘れません。
すぐにサッカーをやりたいと思いました。
今では本当にサッカーをやって良かったと心の底から思っています。

強い気持ちがどれだけ大事か、サッカーをしている中で1番感じています。
小学生の頃のように、自然に込み上げてくるものを表にしっかりと表現していきたいです。本気のぶつかり合いがあるからこそ、チームのつながりは強くなっていくと思います。

自分の感じたこと、思ったことを伝えるのも大事で、それが主体的に行動することにつながるはずです。主体的に行動する人が増えれば、自然とチームが活気づいていくと思います。

 また、サッカーができる環境を当たり前と思ってはいけないということも感じています。

私はフットサル大会をきっかけにフォルトゥナSCというクラブチームに入りました。
そこは人工芝のグラウンドで感動したのを覚えています。広いから思いきって蹴れるし、最高でした。
この初心を忘れてはいけないと思います。

この明治大学はグラウンドだけではなく、筋トレ器具がある、サッカーの道具がある、寮がある、映像を作っていただいている、料理を作っていただいているなどありますが、すべて当たり前なことではありません。

成長できる環境があるからこそ、その一つ一つに感謝しながら生活していきたいと思います。


 「勝利の女神は細部に宿る」

小学生のときに教わった言葉で、当時はあまり理解できませんでしたが、今ではサッカーをしている中でこの言葉が痛いほどよく分かります。
人が見ていないところでもどれだけ自分を追い込めるか、際のところをどれだけ大事にできるかで本当に結果は変わってくると思います。

私は高校3年間合わせて3回、県大会の決勝にいったのにもかかわらず、一度も優勝できませんでした。全国の舞台にも立てませんでした。本当に悔しかったです。
あと一歩、あと少し、その細部の選手の意識やこだわりが弱かったのだと思います。

だからこそ、必ず4年間で個人としてもチームとしても結果が出るように、今までの経験を最大限に生かしてやっていきたいと思います。


好きなサッカーに打ち込めるのも間違いなく、両親の支えがあるからです。この大学生活の結果で恩返ししていきます。

初心を忘れずに、細部にこだわってサッカーも勉強も全力で頑張っていきたいです!

まとまりのない文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

今後とも、明治大学体育会サッカー部の応援よろしくお願いします。


2017年6月19日月曜日

「使命ある選択」 2年 佐藤亮



「使命ある選択」
2年 佐藤亮


こんにちは。
明治大学体育会サッカー部に所属しております佐藤亮です。
今回、部員ブログを担当させていただきます。


この組織に入り、早くも2年目となりました。
その中で私が感じたことをお話させていただきます。


明治大学体育会サッカー部は他のどの部活や組織よりも、規律や規則において厳しいものだと自負しています。
高校まで下部組織で育てられた自分にとって、ここでの1年目は想像をはるかに超えるものでした。
上下関係や寮での仕事など、様々な新しい体験をさせられた1年目でした。
睡眠時間は高校の時に比べて半分ほどになりました。
練習が終わってもやらなければいけないことが山ほどあるという毎日を過ごし、今日までやっとの思いできました。
どうして太陽も昇っていないのに自分は起きてグラウンドにいるのだろう。
これが自分のやりたかったサッカーじゃない、サッカーってもっと楽しかったはずだよな、などの思いが毎日のように頭に浮かんでしまうようになりました。
サッカーに集中しなければいけないのに、どこかで逃げたいと思ってしまう自分が本当に嫌になりました。
そんな時、自分の心の拠り所となったのが同期の仲間と家族でした。
同期では毎日ミーティングを行い、コミュニケーションをとります。
今日まで苦楽を共にしてきたからこそ、信頼関係は他に負けないものがあります。
自分がサッカーで伸び悩んでいた時に、肩をたたいて励まし鼓舞してくれた時もありました。
寮生活をしている為、いつしか本当の家族のようになってきているように思えました。
そして、実家にいる私の本当の家族はこれまでもこれからもずっと、サッカーだけでなく行きていく上での活力となります。

この大学に入ってから家族には数えきれないほどの弱音を吐いてきました。
その度に心配をかけてしまい、今考えてみれば情けないものです。
感謝しなければいけない大切な存在です。

なぜ、こんなに厳しい環境に自分から飛び込み生活をしているのか。
探せば他にも選択肢はあったし、わざわざ明治にこなくても良かったのではないかと思うかもしれません。
もっと大学生活を謳歌しながらだって良かったのではないか。
しかし、なぜこうまでして明治大学に入ったのか。
それは、卒業後に他の人より何倍も成長して強くなってプロの世界に入りたかったからです。
大学からプロに昇格出来るかは、その人自身の4年間で決まると思っています。
だからこそ、より厳しい環境に身をおき、その中で自分を高めることで他の人との成長度合いが確実に違ってくると信じています。


早くも2年目に突入しましたが、まだまだ追求できることは山ほどあります。
それはサッカーだけでなく、1人の人間としてです。
社会から必要とされる人、社会で順応できる人、それを成長させてくれるのが明治大学体育会サッカー部です。
4年後に一回りもふた回りも成長して社会に出るためにも更に磨きをかけなければいけません。
明治大学体育会サッカー部は夢にたどり着く最大の近道だと思います。
だからこそ、この厳しい環境で残りの時間を本気で夢のために追求しようと思っています。
全ては人よりも成長し、夢を叶えるためです。
自分の夢は家族の夢。
家族に恩返しするためにも、これからの学生生活に本気で向き合っていきたいと思います。


まとまらない文章でしたが、読んでいただきありがとうございました。今後とも明治大学体育会サッカー部をよろしくお願い致します。

2017年6月16日金曜日

「個」 3年 後藤大輝



「個」
3年 後藤 大輝



部員ブログを担当することになりました。政治経済学部経済学科3年の後藤大輝です。

私の好きな映画に「人間は誰かに頼らないと生きられない。しかし、1人で生きられなくてはならない。でないとただもたれ合うだけになってしまう。1人で立てる人間同士がそれを分かった上でもたれ合うからこそ意味が生まれる。」という台詞があります。

この台詞には強い個人が集まらないと強い集団は生まれないという意味があると私は感じました。
これは日々の生活やサッカーに通じるところがあると思います。

相手が何を求めているか考え予測し求めている以上のもので応える。

自発的に考え判断し決断する。

ピッチ内では1人1人が自分に与えられたポジションでゴールを奪う為に又、ゴールを守る為にサッカーの本質を捉えた上でプレーする。

チームが勝利するには、まず1人1人が思考も技術も目の前の相手より上回り1対1の勝負に勝たなければなりません。
その先にチームの勝利があるからです。

明治大学体育会サッカー部が強い集団である為に、まず自分がピッチ内ピッチ外で課題に取り組み個人の戦闘能力を高めチームを勝たせられる存在になりたいです。

まとまりのない文章ですが読んでいただきありがとうございました。

2017年6月13日火曜日

「武器」 4年 櫻井敬基



「武器」
4年 櫻井敬基



部員ブログを担当することになりました。政治経済学部経済学科4年の櫻井敬基です。

今回は僕のサッカーの武器であるドリブルのルーツと兄ついて書きたいと思います。

僕は3人兄弟の末っ子で6歳年上の兄の影響でサッカーを始めました。
小学校のとき、暇があればサッカーしようといってきて公園に行き、2人でひたすら1対1をしていました。
それは、兄が僕の股を通しまくって優越感に浸り、満足したら帰るという僕からしたらとても理不尽なものでした。

当時身体の大きさも技術も圧倒的に違うため負けるのは当然だったのですが、僕は年上だから負けて当たり前というものがくやしくて仕方ありませんでした。

小学校の頃からフットサルチームにも入り兄を負かすため必死にドリブル練習をしました。
今使っているシザースなどのフェイントも、もともと自分よりスピードの速い兄を負かすためのものでした。

そして徐々にその差は埋まっていき、僕をバカにできなくなったのが面白くなくなってきたのか、もう勝負を挑まれることはなくなっていきました。

ですが試合を見にきてくれたり、誰より僕のことを応援してくれる存在になってくれて今ではとても感謝しています。


チームが今苦しい状況ですが明治のアタッカーとして得意なドリブルでチームを勝たせられるよう頑張っていきますので、今後とも明治大学体育会サッカー部の応援よろしくお願いします!


2017年6月10日土曜日

「No soccer,No life」 1年 佐藤凌我


「No soccer,No life」 
1年 佐藤凌我

こんにちは。
今回部員ブログを担当させていただきます。
政治経済学部経済学科 一年 佐藤凌我です。


私が4歳からサッカーを始めて今年で15年目、人生の約4分の3という時間をサッカーと共に生きていることになります。「サッカーは子供を大人にし、大人を紳士にする」というイングランドの名言がありますが、その言葉通りサッカーが私を子供から大人に成長させてくれました。サッカーをしている中で様々な人と出会い、多くの事を学びました。仲間と共に喜びを分かち合ったり、悔しさのあまり涙したり、正に私の今までの人生の中心にサッカーがあったと言っても過言ではありません。それはこれからも変わらず、サッカーを通して、精神的にも人間的にも更に成長できればと考えています。

サッカーの本質は楽しむ事です。15年やっていてもまだまだ下手くそで、高いレベルになるにつれて自分の無力さに本質を見失うことも多々あります。しかし、明治大学という素晴らしい環境で最高の仲間と切磋琢磨できる事に感謝して、本質を忘れる事なく大好きなサッカーを全力で楽しんでいきたいと思います。

また、「お陰様」という言葉があるように陰で支えてくれている家族や友人、関わっていただいている全ての人への感謝の気持ちも忘れず日々生活していきたいです。
そして、4年後に成長した姿を見せることができるよう、まずはこの1年目から何事も全力でチャレンジしていきたいと思います。

拙い文章でしたが最後まで読んでいただきありがとうございました。

今後とも、明治大学体育会サッカー部の応援の程、宜しくお願い致します。

2017年6月7日水曜日

「209」 2年 川上優樹



「209」 
2年 川上優樹


こんにちは。
今回部員ブログを担当させていただく2年の川上です。
今回は私が今住んでいる二寮について書きたいと思います。

明治大学体育会サッカー部には第一寮と第二寮があります。
私は4年生の田邉さん、牛之濱さん、3年生の上夷さん、袴田さん、そして同期の瀬古の6人で第ニ寮の209に住んでいます。

シンくん(田邉さん)はとても優しくて、いつもお世話になっております。
イルルくん(牛之濱さん)は縦の一番上の先輩です。とても面白く、いつも部屋でみんなを笑顔にさせてくれます。
エビくん(上夷さん)はイルルくんと一緒で縦の先輩です。いつも寝るか、掃除をするか、アニメを見てます。
ユータロウくん(袴田さん)はイケメンでレフティーで最近試合に出て結果を残していて、ちょっとすごいなと影で思ってます。
瀬古は、、、まぁ同期の人です。笑

いつも僕のだる絡みにみなさん付き合っていただき本当にありがとうございます。
これからもお世話になります。
こんな209が大好きです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。



2017年6月4日日曜日

「原動力」 3年 河辺駿太郎



「原動力」
3年 河辺駿太郎


こんにちは。
今回部員ブログを担当させていただきます。
農学部農学科 三年の河辺駿太郎です。

証明したい。
ここ東京で、明治大学で、大学サッカーで自分自身を突き動かしている原動力の一つです。

はじめに、私自身のこれまでについて書かせていただきます。
『寒田SSC』という地元の小さなサッカークラブで私のサッカー人生はスタートしました。
人数が少なく、2、3年生の頃から高学年の試合に出るようになり、勝負の世界の厳しさや、勝つ事、ゴールを決める事の喜びなど多くの事を学びました。
まさに私のサッカー人生の原点です。

そして、中学時代。
大分県の小学生なら誰もが憧れる、大分トリニータJr.ユースの試験に落ち、私自身初めての挫折から始まりました。
私は幼馴染と共に、『FC.REGATE(レガッテ)』というチームでサッカーをする事に決めました。
そこでの、あるコーチとの出会いが私のサッカーへ取り組む姿勢、サッカー観、人間性など、全てを変えてくれました。
とにかく本気と情熱という言葉がよく似合う方で、私たちの可能性を誰よりも信じて指導してくださいました。
そこに本気の仲間がいた環境があったからこそです。
今、振り返ってみると、13歳という年齢でその恩師、仲間に出会えた事は、私のサッカー人生の中で大きな財産となりました。

高校は、『大分西高校』という高校に進学しました。
グラウンドは土で、さらに学校から少し離れたところにあり、決していい環境とは言い難いですが、中学までは想像もできなかった、九州大会、インターハイ、サニックス杯という舞台を経験できたことによって、それまで漠然としていたプロになるという夢が、より現実的に、明確な目標となりました。

冒頭に述べた、証明したい。というのは、これまで私を育ててくれたこれらの三つのクラブの存在が、恩師達が、共に切磋琢磨し合った仲間が、そして私のこれまで歩んで来た道が正しかったと証明したい、証明しなければならないということです。私は三つのクラブが大好きですし、感謝しています。
証明する手段としては、ただひとつ。
明治大学体育会サッカー部で試合に出て活躍し、プロになる。それだけです。
思うような活躍が出来ず、度重なる怪我もあり、心が折れそうになる時もありますが、どんな時でも三つのクラブの存在が、私を奮い立たせてくれて、頑張れる理由として私を突き動かす原動力となっているのです。
OBが活躍しているのを聞くと、自分も頑張ろう、自分にもできるかもしれないと思えるように、
常に私も後輩に勇気や可能性、希望を与えられるような存在でありたいです。


拙い文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

今後とも明治大学体育会サッカー部の応援をよろしくお願い致します。


2017年6月1日木曜日

「奉仕の精神」 4年 小池大佑



「奉仕の精神」
4年 小池大佑


平素よりお世話になっております。
今回部員ブログを担当させて頂く国際日本学部国際日本学科4年の小池大佑と申します。
宜しくお願い致します。
伝統ある明治大学体育会サッカー部の主務という重責を務めさせて頂く中で、私は大きな重圧を感じながら日々を過ごして参りました。主務の仕事は大会参加登録や選手登録管理、大学への補助金申請手続き等、当部の運営を行う上で非常に重要なものばかりであり、小さなミスも決して許されません。
今年の3月には、新年度へ向けた大学への各種手続き、2つの大会へのエントリー作業、海外遠征の各種調整、春合宿の打ち合わせ等、幾つもの行事が重なり、日々作業に追われていたのを記憶しております。
当時の極めて未熟だった渦中の私は、自分のやりたいことに対して時間を割けない状況を主務の仕事のせいにしたり、行事の度に何か大きな問題が起こらないかという緊張感からくるストレスで、仲間に弱音を吐くこともありました。
しかし、就職活動の準備の為に読んだ「Success Built to Last」という世界中の成功者たちの言葉を集めた本で、この言葉に出会ってから、私の未熟な考え方は大きく変わりました。
「永続的な成功をおさめている人たちは、周りの人たちに対する奉仕に必死に取り組むことが、そっくりそのまま自分自身のためになるということを自覚している。」
各業界で偉大なる功績を残した人々のこの言葉の通り、主務の役割を務めさせて頂けること自体が自分自身にとって非常に有難い経験であることを強く認識させられました。
以来、1つ1つの主務の仕事に自分の成長のチャンスがあると考え、丁寧に取り組む中で必ず何かを吸収することを心掛けています。
井澤総監督や栗田監督をはじめ、周囲の方々のご協力があって役割を全う出来ていることに感謝を忘れず、より信頼される存在になれるよう覚悟を持って精進致します。
中々チームとして結果が出ていない現状ですが、自分の出来ることを全て出し切り、明治の勝利に貢献できるよう、主務としてそして選手として残りの大学生活を日々後悔なく過ごして参ります。
今後とも明治大学体育会サッカー部への温かいご支援の程、宜しくお願い致します。