2017年8月12日土曜日

「サッカーが自分を変えた。」 4年 土居柊太

 
「サッカーが自分を変えた。」  
4年土居柊太
 
今回ブログを担当する政治経済学部4年の土居柊太です。よろしくお願いします。

今回は中学、高校時代を過ごした静岡県でのことを書いてみようと思います。

 私は中学に上がる際、地元を離れ静岡県へと環境の変化を求めて行きました。
毎日の辛い練習や、慣れない寮生活の影響で子どもだったと言うこともあり、何度もホームシックになりました。泣きながら親に電話したことを今でも鮮明に覚えています。
それがあったからこそ、早いタイミングで親の有り難みに気付けたと思います。
それでも、夢であった全国制覇を果たすため、自分の決めた道を貫こうと決心し、体を大きくするために、それまでの3倍程の量の食事を摂ることや、ハードな練習に取り組みました。
しかし、その夢は叶わず高校に持ち越しとなりました。 
 
 高校では、中学時代からガラッと変わり、上下関係や勉学、奉仕活動など、人間力の向上にも力を入れており、未熟な私は付いていくので精一杯でしたが、一年生からメンバーに関わり、先輩からサッカーの面だけでなく、私生活の面など様々なことを享受され、自惚れることなく練習前後には自主練をしてレベルアップを目指しました。
二年生からは、スタメンに定着し、うまくいっているという実感を持った矢先、元々病気を患っていた母が亡くなったという訃報が入りました。
亡くなる何ヶ月か前には余命を宣告されていました。その当時、母の余命を聞かされ、家に帰って残りの時間を過ごすことも考えました。
今まで、何ひとつ恩返しを出来てなかったからです。
けれども、母はサッカーをしている柊太の姿が好きだから。
そう言って静岡に送り出してくれました。その時を振り返ると、母が亡くなるまでいろいろな思いが入り混じった中で学校生活やサッカーをしていたと思います。
だからこそ、母が亡くなったとき何に対してもやる気が出ず無気力なまま生活をし、サッカーを辞めようと真剣に考えました。
しかし、その時に同じ寮生から「サッカーをしてないお前は、お前じゃない」と言われ、毎日書いていたサッカーノートを振り返ることで、私にはサッカーしかない、仲間たちと全国制覇を狙いたいと思いました。
しかし、意気揚々と臨んだ最後の大会はあっけなく一回戦負け。
サッカーと人生は何が起こるかわからないことを痛感しました。サッカー漬けの毎日が私自身を強くし、多くの経験をさせてくれました。
そして迎える明治大学での最後のリーグ戦、総理大臣杯、インカレ。仲間と共に栄冠を勝ち取り、支えてくれた人にもいい報告が出来たら幸いだと感じます。
 
私という人間を最大限発揮し、明治のために勝利を、天国にいる母のためにゴールを、身を粉にして捧げていきたいと思います。
 


今行なっている川上村合宿がターニングポイントとなり、強い明治をいろんな人たちに観てもらいたいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
これからも明治大学体育会サッカー部の応援をよろしくお願いします。
 

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