2017年5月20日土曜日

「犠牲心」4年 金原唯斗


「犠牲心」
4年 金原唯斗


今回、部員ブログを担当させていただくことになりました、明治大学 農学部 食料環境政策学科 4年の金原唯斗です。宜しくお願い致します。


「犠牲心」
サッカーにおいてこの言葉を最初に意識したのは高校2年の時である。
尊敬している選手の一人である、ジュビロ磐田 23番 山本康裕選手からいただいたスパイクにこの言葉が刻まれていた。
正直な話、当時はスパイクに文字が刻まれていることの格好良さに惹かれ、特にこの言葉を意識してプレーはしていなかった。
口では、「犠牲心を持って闘ってる」なんてチームメイトにドヤ顔で言っていた。
毎試合、「自分の活躍が全て」だと思いプレーしていた。
と、ここまでは過去の話。

明治大学体育会サッカー部に入り、様々な立場でプレーや生活をしてきた。
セカンドチームでもがき、トップチームに上がってすぐに怪我をした。
リハビリの期間はトータルで二年間ほど。
メンバー外での応援、補助学、運営。副主務として定期戦のサポート、公式戦のマネジメント。二年次のインカレでバックアップ、サブ。そして今年、スタメンで出る機会が増えた。
 
一見、大変な思いをしてきたかのように感じるかもしれないが、特別でもなんでもない。
この経験は、私だけがしてきたことではなく、もっと壮絶な経験をしてきた仲間もいる。
だが、様々な立場で各々が全力を尽くすことが、明治大学体育会サッカー部のあるべき姿であり、それが当たり前の集団である。
だからこそ、そういった「仲間の為にも闘う」気持ちや、これまで明治大学体育会サッカー部を作り上げた「OBの方々への感謝を背負い闘う」ことこそが「犠牲心」であると考えている。
そして「犠牲心」を持って闘っている選手が多いほど強い組織であり、応援してくれる人に感動を与えられる。
私は、これがどれだけ大切なことかを最終学年になってようやく気付いた

後輩達にはこの場を借りて伝えたい。
明治大学体育会サッカー部には、自分を成長させてくれる素材が山ほどある。
「犠牲心」もその中の一つである。
しかし、それに気付けるかどうかは自分次第で、常にアンテナを張り、仲間と本音で話し合わなければ見つけられない。
こんなにも恵まれた環境は滅多にないし、この組織を良くするのも悪くするのも我々次第である。
これが学生スポーツの良さであり、学生主体で日々切磋琢磨している我々にだけ与えられた「人として成長する」チャンスでもある。
だからこそ、1日でも早く探す努力をしてほしい。


そんな私も、残りの学生生活の中で、その素材を一つでも多く見つけ、吸収し成長したい。
そして7ヶ月後、この仲間と笑える為にも本当の意味で「犠牲心を胸に全力で闘う」


最後になりますが、週末には、試合に出ている選手だけでなく、サブ、バックアップ、主務、応援団、運営、学連、補助学、マネージャー、それぞれの役割を全うしている学生が大勢います。
是非、試合会場に足を運んでいただき、そんな輝いている我々、明治大学体育会サッカー部員を一目見ていただければ幸いです。


拙い文章の上、長々となってしまいましたが、最後まで読んでいただき有難うございました。

これからも明治大学体育会サッカー部の応援を宜しくお願い致します。
 
 
 

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